妊娠中の夏には、ちょっとややこしいところがあります。
暑くてたまらないのに、足だけはずっと冷たい。 夏なのに冷たい飲みものが欲しくならない——わたし自身、そういう夏を過ごしました。「冷やさないように」と言われても、我慢すれば熱中症が怖いもの。この板挟みを、どう抜けるかをお伝えします。
冷房は、使ってください
暑い日に冷房を我慢する必要はありません。熱中症のほうが危ないからです。ただし、冷やしすぎない工夫を。
- 室温は25〜27℃が目安——個人差があるので幅で見てください
- 冷える場所は覆う——レッグウォーマー・腹巻き・首のスカーフ。長袖カーディガンは重宝します
- 飲みものは常温か温かいもの——キンキンに冷やさない
冷房の中は、自分が冷えていることに意外と気づきにくいもの。わたし自身は寒がりで28℃くらいですが、我慢して倒れるほうが困ります。自分に合う温度を。
水はしっかり、味の濃いものはほどほどに
むくむから水を控える——これは、体にとって逆の手当てになってしまいます。
暑い時期の水分不足は熱中症だけでなく、強い脱水は血栓症のリスク因子のひとつ(産婦人科診療ガイドラインより)。わざわざ体を乾かす理由はありません。
むくみが気になるときに控えるのは、水ではなく塩分です。 味の濃いもの・加工食品が続くときは、そこをゆるめてください。
飲むものは水でも麦茶でもかまいません(冷たさだけ注意)。むくみには水を減らすより足を高くして休む・軽く動くほうが有効です。詳しくは妊娠中の冷えの記事へ。
夏の受診サインと体験談はこちらの記事へ。



