二十四節気 立秋

秋の養生の季節です

この季節の記事を見る →

つわりの見通しと、病院に行く目安——「これくらいで行っていいのかな」に答えます

この記事でわかること
  • つわりの見通し——いつごろ、どれくらい続くのか
  • ここまで来たら、病院へ(水が飲めない・尿が出ない)

つわりに「これを飲めば治る」という手当てはありません。この記事でお伝えできるのは、見通しと、病院に行く線引きの2つだけですが、今つらい方にはその2つがいちばん役に立つとも思っています。

つわりの見通し

つわりは、妊娠5週ごろから始まり、8〜10週ごろがいちばんきつい時期になることが多いといわれます。12週を過ぎると少しずつ和らぎ、16週ごろまでに終わる方が大半です。妊婦さんのおよそ8割が経験します。個人差はあり、もっと長く続く方もいますが、この時期は終わりのあるトンネルです。 いま出口が見えないほどつらくても、多くの場合は必ず抜けます。

ここまで来たら、病院へ

つわりが重くなると「妊娠悪阻」と呼ばれる状態になり、点滴や入院が必要になることがあります。

待たずにすぐ産院へ連絡してほしいのは、この2つです。

  • 水が飲めない
  • 尿が出ない、または回数がとても少ない

病院では尿の中のケトン体という項目も見ますが、これはおうちでは分かりません。ですから、ご家庭では**「水と尿」の2つ**を見ていただければ十分です。

ただし、ここで大事なことをひとつ。

この2つは「これ以上待たないで」という線であって、「そこまで我慢して」という線ではありません。

そこまでいかなくても、次のようなときは相談していいのです。

  • 何日も、ほとんど食べられない
  • 痩せてきた気がする
  • 吐き気で仕事や家のことが回らない
  • つらくて気持ちがまいってきた

「水は飲めているから、行ってはいけない」ということはまったくありません。心配になった時点で、もう受診の理由になります。

病院では、体重が妊娠前より5%以上減っているか(日本産科婦人科学会のガイドラインで、尿中ケトン体とあわせて診断の目安とされています)も見ています。ご自身で計算しなくて大丈夫、「なんだか痩せてきた」と感じたら産院で伝えてもらえれば十分です。点滴一本で楽になることもあります。行って損はありません。

判断に迷う症状は妊娠中の安全基準ページにもまとめています。少しでも楽に過ごす工夫、まわりの人に知っておいてほしいことはこちらの記事に。