安全な眠り方の基本はこちらの記事にまとめています。ここでは、昼夜のリズムができるまでの見通しと、添い乳のことをお伝えします。
昼夜の区別がつくまで
生後2か月ごろまでの赤ちゃんには、昼と夜の区別がありません。おなかがすいたり、不快だったりすれば、時間に関係なく起きます。
3〜4か月ごろから、少しずつ昼夜の区別がついてきます。 これは、眠りを促す「メラトニン」というホルモンが分泌されはじめる時期と重なっています。
ただし、3か月を過ぎたからといって、急に夜通し眠るようになるわけではありません。個人差がとても大きいところなので、まわりと比べて心配しすぎなくて大丈夫です。
添い乳のこと
横になったまま授乳する「添い乳」は、体力的に楽で、そのまま寝かしつけにつながることも多い方法です。わたし自身も、抱っこ紐やスリングでの寝かしつけとあわせて添い乳をよく使っていて、個人的にはとても助けられました。
ただ、正直にお伝えすると、今は積極的にすすめられる方法ではなくなってきていると感じています。
理由は、添い乳をしている間に養育者が眠ってしまうと、体が赤ちゃんにのしかかり、窒息につながる事故が実際に報告されているためです。お酒を飲んだあとや、眠くなる薬を飲んだあとは、添い乳をしないでください。体が疲れているときも、無理に横になっての授乳を続けず、休むことを優先してほしいと思います。
「添い乳をしてみたいけれど、やり方が分からない」という声もよく聞きます。退院して落ち着いたころに、産後ケアなどで助産師に直接教えてもらうのも一つの方法です。
母乳育児を支援する団体や専門家のなかには、今も授乳のかたちのひとつとして添い乳を扱っているところもあります。使うこと自体を否定するものではありませんが、眠ってしまう可能性がある場面では避ける、というのが基本の考え方です。
寝かしつけの困りごとに、「これをすれば解決する」という答えはありません。それでも、安全な眠り方の基本だけは、押さえておいてほしいと思います。うまく寝てくれない日があっても、それはよくあることです。




